これから自転車を趣味にしようと考えている人へ

私が自転車を趣味にし始めて6年半ほど経ちました。
5年くらいは全然知識もつけずに乗っていてここ最近ようやく知識を整理したばかりです。
整理した知識のアウトプットを兼ねて、これから趣味にしようとしている人へアドバイスをできればと思いこのエントリを書きました。

 

今回のエントリでは各自転車の長所・短所と、結局どれを選べばいいのかについて書いておきます。

 

自転車は大きく分けて4種類あります。

シティサイクル
所謂ママチャリです。一般に自転車というとこれですね。
長所:頑丈で故障しにくい、重量がある=安定している、安い
短所:自分でのメンテが難しい、細部まで手入れが行き届かない、長距離は走れない

 

・マウンテンバイク(MTB
舗装されていない、荒れた路面を走るのに特化した自転車です。
長所:段差や悪路など走行中の衝撃に強い、舗装路を走るのも問題ない
短所:車体が重く、漕ぎ出しも重い

 

クロスバイク
マウンテンバイクとロードバイクの中間に位置する自転車です。
マウンテンバイクの安定感とロードの快適さ・スピード感をそれぞれ少しずつ兼ね備えています。
長所:求める方向性(安定感←→スピード感)によってカスタマイズが自由に可能なためどんな性能にもできる
短所:両方の中間に位置する=器用貧乏のため両方の特化した性能には劣る

 

ロードバイク
競技志向の自転車です。「自転車が趣味」という人はだいたいこれに乗っています。
基本的にドロップハンドルですが、直線のフラットバーハンドルもあってフラットバーロードと呼ぶのですが、
フラットバーロード=クロスバイクと呼ばれることもあります。
長所:軽い、速い、余分なパーツが少ないためメンテが楽、かっこいい(最重要)
短所:段差や悪路などの衝撃に弱い、余分なパーツがないため不安定、高価(=盗難のリスク)、適切な保管・定期メンテが必要

 

以上4種類です。
その他にもミニベロやピストなど種類がありますが、大きく分けて4種類なのでご容赦ください。
私が現在乗っているのもロードバイクです。


では、これから自転車を趣味にしようと考えている人はどの自転車を選ぶべきなのか。

 

先に結論を書きますがクロスバイクです。
書いた通りMTBとロードの中間に位置する自転車です。
悪路にも負けず強く重い自転車で走りたいならばMTBに、スポーツバイクの見た目のカッコよさとスピード感を追求したいならばロードに。
自分がどちらの方向に向かうか知ることができるからです。
また、さほど高くないため手が出しやすいこともあります。

 

ママチャリは安くてそこそこ頑丈ですが、「ママチャリを自分でカスタムして自分でメンテナンスもしたい!」という強固な意志を持つ方以外にはオススメしません。
それと自転車に限らず趣味の半分くらいって「見た目のカッコよさ」が大きく関係しますよね。
(「ママチャリの見た目がカッコよくて好き」という方をバカにする意図はありません。)
ママチャリをちょっとガタイがいい人と例えるなら、MTBラガーマンです。
ただMTBは「自転車に乗る」という目的として見た場合は用途が限定的なので、その目的に特化した人でないと最初に選ぶには勧められません。
ロードは最初に買うには高すぎると思います。
単純にロードを1台買って乗るだけなら最初が10万円でも構わないと思う方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、
ママチャリと同じ感覚で雑に扱うとすぐに壊れてパーツを交換する羽目になります。
ロードのパーツはママチャリと違って町の自転車屋さんに代替のパーツが置いていないことも珍しくなく、また、高価です。
パーツ交換やメンテの頻度が上がると購入した自転車と同じくらいメンテ代がかかる可能性もあります。
ロードを選択すると結局はその覚悟を身に付けることになるのですが、最初にその覚悟を誰もが背負うことは難しいと思います。

 

なので、総合的にはロードの特徴も持っているけれどロードより安くカスタムやメンテもできるクロスが一番のおすすめなのです。
私はMTBに乗ったことがないのでロード志向になる前提で書いています。MTBの重量に魅力を感じる人もいるでしょう。
お金もあって購入後の維持メンテも費用が嵩むことを最初から理解していればロードを選択してもいいとは思います。

 

まずは自分の好みがどうなのか試す意味も込めてクロスバイクを選択してみましょう。

 

買う時はネットショップなどではなく近所の自転車屋さんでクロスバイクのことと予算を伝えて選んでもらいましょう。
必ず近所でメンテナンスをしてもらえる自転車屋さんの存在を確認しておくことが大切です。


今回はここまで。